先日、法律事務所に訴訟の相談に行ってきました。というのも、転勤が決まって引っ越しをすることが決まったので敷金の返還などの話をしに不動産事務所に行ったのですが、部屋すら見ていないのに30万円を支払うようにと言われてしまったんです。私が住んでいたのは家賃4万円のアパートで、敷金も二ヶ月分支払っています。住み始めた頃に画鋲の跡や落書きの跡もありましたし、前の人が出て行ったままほとんど何もしていないような状態でしたからこれならいくらか返還されるだろうと話に行ってみたらびっくりしました。
不動産会社の方が言うには、借りたら綺麗にして返すのがマナーと。私も原状回復という言葉は知っていました。6年ほど暮らしていたのでもちろん畳などはそれなりに経年劣化はしていると思います。しかし、とにかく丁寧に使ってきましたし掃除もしっかりしているので、正直キッチンなんかは最初に来た時よりずっと綺麗です。壁に残っていた煙草のヤニも毎日掃除をしている間に綺麗になったので壁だって白く蘇りました。子どももいないし煙草も吸わない。それだけに本当に納得がいかなかったです。
そこで法律事務所に訴訟を起こしたいと相談に行ったのですが、そもそも部屋すら見ていないのにそんな高額な支払いを求められるなんてありえないとおっしゃっていました。私が言われたのは次の人のために綺麗にするように費用が必要だということですが、それは大家さんの義務であって私の義務ではありません。通常損耗の分も家賃を支払っているので家賃の二重取りになるわけです。
でも、実際には訴訟にはなりませんでした。というのも、実は大家さんはこのことを知らなかったんです。つまり、不動産会社がぼったくりをしていたということで、大家さんが不動産会社に訴訟を起こす事になりました。正直裁判になるなんてわからないことだらけで怖かったですし、こういう結果になってホッとしました。法律事務所の方が大家さんの方に確認を取ってくれて、ちゃんと話してくれたおかげです。